富士フイルム Finepix S5Pro レビュー(?)
前々からフジの画に惹かれ、欲しいと思っていたFinepix S5Proを先日ついに入手しました☆
かなり古い機種(普段使っているD300も古いですが)ではありますが早速使用レポートをしていきたいと思います。
カメラ通の方であれば知っている方も多いと思いますが、2007年に富士フイルムより発売された、知る人ぞ知る名機です。
このS5ProはNikon D200のボディを使っておりニコンFマウントのレンズが使用できることが特徴で、見た目はD200ですが中身は全くの別物です。
センサーに富士フイルムオリジナルのスーパーCCDハニカム SR Proという撮像素子が使用されており、処理エンジンも富士フイルムオリジナルのものにチューニングされています。この撮像素子のおかげで、(当時の)従来比4倍のダイナミックレンジを持っていたと言います。
他のサイトでも言われていますが、堅牢なニコンのボディ+覇者富士フイルムの写真技術が組み合わさった最高のカメラだと私は思います。
メモリーカードはコンパクトフラッシュですが、私は安かったmicroSD 32GBをノーマルSDに変換し、さらにそれをCFに変換しています(笑)
早速軽く撮りに行ってみましたが、富士フイルム独自の「フイルムシュミレーション」もなかなかに素晴らしいです。私は風景メインなのでF2(フジクローム リバーサルフィルム Velvia調)が好みでした。F1系はどうやら人肌を写すのが得意なようですね。
作例を何枚か載せますので、S5Proの作り出す魔薬のような写真に酔いしれてみてください(笑)
※全て撮って出しの未加工です。
写真は主に盛岡城跡公園で撮影しました。
ものすごく色彩豊かだと思いませんか?
空の青色の表現も美しいです。
また、写真を確認していて思ったのが、後発のD300に比べて高感度(ISO1600)でのノイズが少なく感じました。10年以上前のカメラでありながらISO1600程度までは普段使いできそうなレベルです。
もっとも、D300は低感度においてもサラサラとしたノイズがシャドウにのってきますが。。
もちろんいい事づくめではありません。古いなりに微妙な点もあります。
まず、液晶画面が小さく解像度も低いため、撮影時にどんな画像が撮れているかしっかり確認できません。古いので仕方ありませんが、、
しかし帰ってからパソコンで見るときに改めて楽しさがあります。(笑)
撮影時微妙だと思っていた写真が、パソコンで確認すると想像を遥かに超えた素晴らしい写真だったりします。
他には連写がこれは連写なのかと言うほど遅いです。私はほぼ風景なのでさほど気になりませんが電車を撮る時などはD300の高速連写がメインとなりそうです。
あとはCFへの書き込みが遅く感じたり、電源のオンオフが遅く感じたり、全体的なレスポンスが悪く感じます。まぁここも古いからと割り切るしかありません。
何よりBADなポイントなのは、バッテリーのもちです。今回電源をつけっぱなしで歩いて撮りまわりしたが、バッテリー1つではだいたい2時間程度でなくなる勢いでした。速攻で予備として互換バッテリーをプラス2本注文しました。バッテリーについては本当にもたないです。
悪い点も上記のように多々ありますが、そこはやはり古いと割り切って。。総じてものすごく好みなカメラで、これからはD300よりもこちらで撮る機会の方が多くなっていきそうな感じです。
やはり何度見てもこの子の撮って出しの写真は惚れちゃいますね。。。
このサイトに載せる写真もS5Proで撮影したものが増えて来ると思いますのでお楽しみに☆
(↓液晶画面は正直見づらいです、が、取り込んで見てみると想像とは全く違いました)
0コメント